インターネットの普及率は非常に高く、今や日々の生活に欠かせないものとなっています。
私生活でも仕事でもネットを使っているという人は多いでしょう。
こうした事情から集客もネットで行うのが当たり前になってきました。
ネットサーフィンをしていると数え切れないほどの広告が目に入ります。
もし広告を上手く使いこなすことができれば企業の認知度を上げたり、売上を上げたりと様々な良い結果をもたらします。
インターネット広告には様々な種類があり、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。最大限生かして成果を出すためにはその違いを知って、目的に合った広告を利用することが求められます。
そこで今回はインターネット広告を10種類取り上げ、それぞれの特徴や活用するポイントをご紹介していきます。インターネットに広告を出そうと考えている方はぜひ最後までご覧ください。
リスティング広告
リスティング広告はYahoo!やGoogleなどの検索エンジンでユーザーが検索したキーワードに基づいて表示される広告で、検索連動型広告と呼ばれることもあります。
検索結果の上部や下部に表示され、純粋な検索結果とは違い、「広告」という文字が一緒に表示されます。
基本的にはクリックされた分だけ課金する方式になっていて、クリック単価は広告主が自ら設定し、金額が大きいものほど上位に表示されます。
リスティング広告のメリット
リスティング広告のメリットの1つは設定すればすぐに検索結果に表示されることです。ユーザーが入力したキーワードに合わせて表示されるため、本当に興味がある人にだけアプローチできることから効果が出るのも早いです。
また、クリックされた分だけ広告費を払うため、他の広告に比べると効率よく宣伝費をかけられるというメリットもあります。
リスティング広告のデメリット
あるキーワードで検索した人にのみ表示されるため、そのキーワードで検索していない人や潜在層には宣伝できないのはデメリットです。
また、クリック単価を高く設定しているものほど上位に表示されるため、検索数が多いキーワードでは金額が高騰することがあります。
さらに、検索結果の上位に表示されたとしても「広告」という文字がついているため、純粋な検索結果に比べるとクリックされにくいという特徴があります。
リスティング広告を活用する方法
リスティング広告はクリック数など様々な運用結果を確認できるので、広告の分析をすることができます。そのため、頻繁に管理画面をチェックして、入札額やキーワードが適切かどうかを判断し、状況に応じて設定を変更しましょう。
修正を繰り返していくことで成果が出るベストな設定が分かるようになります。
純広告
純広告はサイトの広告枠に広告を出すというシンプルな仕組みの広告です。広告の種類は画像、動画、テキストと様々です。
課金方法は一定のクリック数を保証するクリック保証型、表示数を保証するインプレッション型もしくはPV保証型、掲載期間を保証する期間保証型があります。
広告を表示する人の特徴や掲載する時間帯の設定が可能なため、設定次第では効果的なアプローチができます。
純広告のメリット
閲覧数が多いサイトに掲載すれば広告を多くの人に届けられます。その商品やサービスを求めている人はもちろん、存在を知らなかった潜在客に対してもアピールできるのはメリットです。
また、課金方法に様々な種類があり、目標や予算に合わせて使い分けることができるのも魅力です。
純広告のデメリット
多くの人に広告を見てもらうためにはユーザー数が多いサイトに載せたり、目立つところに表示したりする必要がありますが、ユーザー数が多ければ多いほど、さらに目立つ場所ほど単価は高額になります。
クリック保証型以外の課金方法については広告の効果がなくても課金する必要があるのがデメリットです。
純広告を活用する方法
広告を出すときにはどんなユーザーに対して表示するかというターゲット設定ができるのでビジネスのターゲットに合った人を設定しましょう。
もし広告を一定期間表示してもあまり効果を感じられない場合はターゲットや表示する時間帯などいろいろな設定を調整してみましょう。
ネイティブ広告
ネイティブ広告はSNS、ポータルサイト、ニュースサイトなどの検索結果や記事一覧でそのコンテンツの一部のように自然に挿入される広告です。
こうした媒体を使用しているときにクリックしたものが広告だったという経験があるのではないでしょうか。
他のコンテンツに紛れ込むようにデザインされていますが、必ず「PR」、「広告」、「AD」などの表示はあり、広告であることが分かるようになっています。
ネイティブ広告のメリット
ネイティブ広告は広告色が強くなく、サイトの中に自然と紛れるため、クリックされやすいというメリットがあります。インターネット広告は掲載してもなかなかクリックされずに悩むことが少なくないだけにこれは大きな強みです。
また、ビジネスのターゲットが利用しているサイトに広告を出すことで成果が出やすくなります。
ブランド力のあるメディアに掲載すれば訴求力が高まるという効果もあります。
ネイティブ広告のデメリット
コンテンツに溶け込むためクリックされやすいのはメリットですが、その分広告だと知らずに押してしまうことでユーザーに不快感を与え、企業や商品に対してマイナスイメージを持たれる恐れがあるのはデメリットです。
また、広告の見た目はサイトのデザインに合わせなければいけないので、企業の色をアピールしにくいという欠点もあります。
さらに、企業によってはターゲット層が多く利用している媒体がないこともあり、ネイティブ広告を出したいと思ってもできない場合があります。
ネイティブ広告は他のオンライン広告に比べると単価が高いのも難点です。
ネイティブ広告を活用する方法
ネイティブ広告で成果を出すためにはターゲット層に合う媒体を選んで広告を出すことが欠かせません。もしターゲットが利用していない媒体に出してしまうと広告費をかけても効果は出ないでしょう。
ユーザーに対して不快な思いをさせないためにPRであることをしっかり明記しておくのもポイントです
アドネットワーク
アドネットワークとはサイト、SNS、ブログといったあらゆる媒体を集めて広告を配信するという手法です。アドネットワーク業者と契約し、広告の掲載を依頼すれば複数の媒体に広告を表示してもらえます。
複数のサイトに広告を出すのはサイトごとに契約することでもできますが、アドネットワークを利用すれば1つ1つ契約する手間が省けます。
アドネットワークのメリット
1つの広告を複数のサイトに表示するため、露出が増えて多くのユーザーに届くのがメリットです。また、インプレッション数やクリック率といったデータをどのサイトの広告でも同じ形式でもらえるため、結果を比較しやすいのもメリットの1つです。
広告を表示するユーザーの属性、曜日、時間、地域など設定項目が細かく、ターゲットにリーチしやすいという特徴もあります。
アドネットワークのデメリット
アドネットワークを使えば様々な媒体に広告を表示することができますが、どのサイトに載せるかといった詳しい設定はできません。表示されるまでどこに配信されるかは広告主にも分かりません。
また、設定が甘いとターゲットにアプローチできないサイトに広告が掲載されてしまうリスクがあります。
複数のアドネットワークと契約する場合、同じサイトに同じ広告が複数表示されることがあります。こうなるとユーザーに不快感を与えてしまい、企業や商品のイメージダウンに繋がることがあります。
アドネットワークを活用する方法
ターゲットに確実に広告が届くよう、広告を載せるサイトのジャンルやユーザーの設定は定期的に調整しましょう。思うように効果が出ていないと感じる場合は特に設定の変更が必要です。
DSP
DSPとは広告出稿の最適化を支援するツールです。DSPはアドネットワークと同様、複数のサイトに広告を掲載するものですが、アドネットワークとは異なる点があります。それは入札があることです。
まずユーザーがサイトに訪問すると、そのサイトから広告枠に広告を表示したいという旨がユーザーの属性とともにSSPに送られます。
SSPとは媒体の広告枠の販売などを行うツールです。
次にSSPからDSPへ、広告のオークションへの入札を求めます。DSPはユーザー情報が広告主側が提示する条件と合っている場合は入札を行います。
その後、一番提示金額が高かった広告が表示されるという仕組みになっています。この流れは一瞬で行われます。
DSPには設定された目標をもとに自動で最適化を行うアルゴリズム型と、ターゲティングや入札価格などの設定を自分で行う手動調整型の2種類があります。
DSPのメリット
ユーザーの属性を把握した上で広告を配信するため、より適切なユーザーに対して広告が表示され、効率的に広告を運用することに繋がります。
また、アルゴリズム型のDSPを使えばターゲットなど細かい設定をする必要がないので広告にかける手間が少なくなるというメリットがあります。
DSPのデメリット
DSPの利用には費用がかかります。もし、最低の継続期間が決められている場合は、その期間分の利用料を前もって支払うため、始めに多くのコストがかかります。
アルゴリズム型のDSPは利用に手間がかからないのがメリットですが、アルゴリズムの内容はそれぞれのサービスによって異なるので適切に配信されているかを定期的に自分の目でチェックする必要があります。
サービスによってはどのサイトに広告が掲載されたのかが分からないものもあるため、配信先を知りたいなら掲載されているサイトを知れるDSPと契約しましょう。
DSPを活用する方法
DSPを利用する際はどんなユーザーにアピールしたいか、どんな成果を出したいかといった広告出稿の目標を作りましょう。このゴールに向けて配信することで理想的な結果を出すことに繋がります。
またDSPサービスには色々な種類があるため、利用料金や性能などあらゆる点を総合して一番良いものを選ぶのも重要です。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は成果報酬型広告とも呼ばれるもので、広告を見た人が商品の購入などの決められたアクションをすると、その広告を貼っているサイトの管理者に報酬が支払われるという仕組みになっています。
アフィリエイト広告を行うにはまずASPというサービスに登録する必要があります。ASPとは広告主とアフィリエイト広告を貼りたい媒体とのマッチングを行うサービスです。
広告主がASPに広告の配信を依頼し、次にサイトの管理者がASPを通して提携する広告を選び、自分のサイトに広告を貼り付け、その広告を通してサービスの購入、資料請求、会員登録などが行われれば管理者に報酬が支払われるという流れになっています。
アフィリエイト広告のメリット
アフィリエイトのメリットはなんといっても成果が出た場合のみ課金が発生するため、無駄なく広告を利用できることです。インプレッションやクリックだけでは課金が発生しないインターネット広告は珍しいです。
もし、良いライターに当たればSEO対策がされたアクセス数の多いサイトに掲載してもらえ、さらにアクションを促す良い記事を書いてもらえるため、購入などに繋がります。
アフィリエイト広告のデメリット
インプレッションやクリックによって課金する広告の単価は数十円、数百円程度ですが、アフィリエイト広告は1件あたりの単価が数千円することもあります。さらにASPの利用料がかかることも覚えておかなくてはいけません。
また、広告を利用するアフィリエイターが誇大広告や不正表示をすればその責任を負わなければいけないというリスクがあります。
アフィリエイト広告を活用する方法
アフィリエイト広告で成果を出すには多くのサイトで取り上げられることが大切です。そのためには報酬を高く設定するのが効果的です。
また、ライターを通して正しい情報を届けるために公式サイトなどで商品やサービスについて詳しい情報を載せておきましょう。
誇大広告や不正表示などによるトラブルを防止するためには定期的に広告が表示されているサイトを訪問し、内容をチェックしなくてはいけません。
SNS広告
SNS広告とはその名の通り、TwitterやFacebookなどのSNSに掲載される広告のことです。タイムラインに投稿と同じような形で広告が表示されるのが一般的です。
広告には普通の投稿と区別ができるよう、「PR」など広告であることを示す表示がつきます。
SNS広告のメリット
SNSにはTwitterのリツイートやFacebookのシェアのように投稿を拡散する仕掛けがあります。広告も同様の機能を使えるため、印象的な広告を作れば拡散されて一気に多くの人に認知される可能性があります。
広告で興味を持った人が企業のアカウントをフォローすることもあり、更新するたびにフォロワーのタイムラインに投稿が流れることで、より興味を深め、ファンにすることもできます。
SNS広告のデメリット
SNS広告は他の投稿に紛れて表示されるため、ユーザーによっては鬱陶しいと感じてしまうこともあります。また、広告があれば内容を見ずに飛ばすという人もいるため、表示されても全く効果がない場合もあることを理解しなくてはいけません。
SNS広告を活用する方法
多くの人に企業やサービスを認知してもらうためには見ている人が拡散したくなるような広告を作ることが大切です。
また、SNSによってユーザーの特徴が異なるので、ターゲットが利用しているSNSを使うことでターゲットにリーチしやすくなります。
ここからはユーザー数が多い4つのSNSを取り上げ、それぞれの広告の特徴をご紹介していきます。
Twitter広告
Twitterは日本国内だけで月間利用者が4500万人いるSNSです。若い世代に利用者が多いイメージがあるかもしれませんが、実は30代や40代の利用者も多いです。
Twitter広告はタイムライン、検索結果、トレンド欄などあらゆるところに表示されます。各ユーザーが登録している属性はもちろん、ツイートの内容からターゲットを選び広告を配信することもできます。
Twitter広告のメリット
タイムラインに表示される広告は普通のツイートと同じようにいいねやリツイートをすることができます。そのため、多くの人にリツイートされることで1つの投稿が思わぬ成果を出すことがあります。
Twitter広告のデメリット
Twitterは自分の誕生日を登録できますが、必須ではないため、登録していない人もいます。そのため、実際の年齢ではなく、フォローやツイート内容から推測した年齢でターゲティングが行われることがあります。この場合は本当の年齢とは違うこともあるので、ターゲティングの精度が少し低いことを理解しておかなくてはいけません。
Twitter広告を活用する方法
Twitterの拡散力を利用するため、広告はついリツイートやいいねをしたくなるような内容にするのがポイントです。Twitterは文字がメインとなるSNSなので、見ている人の心を動かすキャッチコピーがあるとより効果が出やすくなるでしょう。
Twitter広告ではフォロワーの増加、リンクを貼ったサイトへの誘導など様々な目的を設定することができ、さらにターゲティングの方法も豊富な種類が用意されているので、広告の目的を達成するのに役立つものを選んで運用しましょう。
Facebook広告
Facebookの日本国内のユーザー数は2500万人で、40代と50代に主に使われています。Facebookはインスタグラムも運営しているため、インスタグラムにも一緒に広告を出すことができます。
タイムラインに投稿に紛れて表示されるものやメッセンジャーの画面に表示されるものなど様々な種類の広告があります。
Facebook広告のメリット
Facebook広告のメリットはなんといってもターゲットの特徴を細かく設定できることです。Facebookは友人と繋がるツールなので、設定に正しい情報を書いている可能性が非常に高く、ターゲティングの精度も高いです。
Facebook広告のデメリット
Facebookは40代や50代の利用者は多いですが、10代や20代の若年層のユーザーが少ないのがデメリットです。若い世代に向けた広告を出したい場合はFacebookは不向きと言えます。
Facebook広告を活用する方法
Facebook広告は40代や50代をターゲットとしている場合に活用しましょう。
ターゲティングの精度の高さを生かすためにもターゲットの設定は1つだけでなく複数用意し、それぞれの結果を比較すれば効果の高い広告の出し方が見えてきます。
インスタグラム広告
インスタグラムは国内のアクティブユーザー数が3300万人で主に20代に使用されているSNSです。ただし、30代や40代の利用者も増えてきています。一般的なSNSとは異なり、画像が投稿のメインとなるのが特徴です。
インスタグラムは女性が主に利用しているイメージがあるかもしれませんが、男性のユーザーも全体の4割ほど居て極端に少ないわけではありません。
タイムラインはもちろん、ストーリーズという24時間で消えてしまう投稿でも広告が表示されます。
課金方法はインプレッション型やクリック型など様々なものがあります。
インスタグラム広告のメリット
インスタグラムはFacebookが運営しているため、Facebookで設定された情報をもとに広告が配信されます。そのため、Facebookと同様、ターゲティングの精度が高いのがメリットです。
インスタグラムをビジネスで利用するとき、通常の投稿にはリンクが貼れないのがデメリットですが、広告の場合はリンクを貼れるので自社サイトに誘導することができます。
インスタグラム広告のデメリット
インスタグラムはおしゃれでカジュアルな雰囲気があるSNSのため、BtoBの宣伝には不向きな部分もあります。
また、インスタグラムの投稿のメインは画像なので、ユーザーも画像を重視しているため、本文に広告文をしっかり書いてもまともに読んでもらえない可能性があります。
インスタグラム広告を活用する方法
広告を出すときには思わず目を引くような画像を用意するとインスタグラムの利用者の心を動かすことができます。
また、商品の購入を促したい場合はECサイトのリンクを貼っておき、ユーザーの行動を促すのがポイントです。
ストーリーズ広告にはアンケート機能をつけられるので、上手く使うことによって認知を広げるだけでなく、マーケティングに使える情報を得ることもできます。
LINE広告
LINEは8400万人もの月間アクティブユーザー数を持つ、日本では一番多くの人に使われているSNSです。家族や知人との連絡手段として使われるため、アクティブ率は非常に高いです。
ユーザーは40代がメインですが、そのほかの世代にも広く使われているのが特徴です。
LINE広告はタイムライン、LINEニュース、トーク画面の上部などに表示されます。また課金は主にクリック型とインプレッション型の2つがあります。
LINE広告のメリット
LINE広告のメリットといえばやはり多くの人に発信できることです。
SNSは50代以上の世代の利用率が少ないのが一般的ですが、LINEの場合は50代や60代の利用者数も多く、ほかのSNSではカバーできない世代に向けて広告を発信できるのが魅力です。
LINE広告のデメリット
LINEはほかのSNSのように年齢や性別などのプロフィールを入力する必要がありません。そのため、ユーザーの属性はどんなスタンプを買ったか、どんな公式アカウントに登録しているかといった行動履歴から分析されます。
そのため、正確なターゲティングができません。
またLINE広告は審査基準が厳しいため、広告を配信できるようになるまでに少し時間がかかります。
LINE広告を活用する方法
ほかのSNSではカバーできない50代以上の世代に向けて宣伝をする際にぜひ活用しましょう。
LINE広告は画像や動画がメインになり、テキストでアピールすることがほとんどできないため、思わず詳細を見たくなるような画像や動画を用意すると効率的に集客が出来ます。
動画広告
動画広告はYouTube、ニコニコ動画、AbemaTVなどの動画配信サイトで出す広告のことです。動画が始まる前、動画の途中、終わった後などに挿入することで広告をユーザーの目に触れさせます。
途中でスキップできる広告は一定時間まで視聴しなければ課金されません。一方でスキップできない広告はインプレッション課金となります。
動画広告のメリット
最近は娯楽として動画を見るという人が増えているため、YouTubeなどユーザー数が多い動画配信サイトで広告を出せば多くの人にリーチできます。動画広告は強制的に挿入されるため、確実にユーザーの目に入るので、認知を拡大するのに役立ちます。
動画広告は情報量が多いのがメリットで、画像やテキストだけの広告では伝えられないことも伝えることができます。
スキップできるタイプの広告にすれば一定期間視聴された場合のみ課金するので、コストを抑えられます。
動画広告のデメリット
動画を見ることを目的としているユーザーにとっては広告が途中で挿入されると不快に感じ、企業に対してマイナスイメージを持つ恐れがあります。
また、動画による広告なので、用意するのに手間がかかるというデメリットもあります。もし動画編集が出来る人材が社内に居ない場合は作成を外注する必要があり、制作費がかかります。
動画広告を活用する方法
スキップできる広告もできない広告も視聴者の目には確実に入るため、企業や商品・サービスの認知を広げる目的で広告を出す場合は効果が期待できます。
動画広告の制作を外注するとかなりの費用がかかりますが、動画広告で成果を出すためには視覚に訴えて興味を引くような質の高いコンテンツを作る必要があります。そこで惜しまずに制作費をかけるのがポイントです。
メール広告
メール広告はメールで配信される広告です。広告が単独で配信される場合もあれば、メルマガのヘッダーやフッターに挿入されて届けられる場合もあります。
画像とテキストによる広告はもちろん、HTMLを使ってウェブサイトのような見た目にしたメールを配信することも可能です。
費用は配信先の数やリンクのクリック数に応じて決められます。
メール広告のメリット
長いテキストと画像を使えるため、一般的なインターネット広告に比べると情報を多く届けられます。テキストによる広告であればすぐに準備が整い、さらに入稿から配信までの時間も短いので全体的に短い時間で作業が完了するのもメリットです。
また、開封率を知れるため、本当にターゲットに対してリーチしているかを確かめられます。
メール広告のデメリット
メール広告はせっかく送っても開いてもらえない可能性があります。皆さんも届いたメール全てに目を通しているわけではありませんよね。
さらにメールの機能によって広告がスパム扱いされ、そもそも配信先の相手の目に留まらないということもあり得ます。そのため、ほかのインターネット広告に比べるとクリック率が低くなりやすいのが難点です。
また、HTML形式のメール広告では相手が閲覧する媒体によっては正しく表示されない場合があります。
メール広告を活用する方法
メール広告はメールの件名を工夫することで開封してもらえる確率が高くなります。例えばどんな人に向けたお知らせなのか、得られるメリットは何かを明示すると開封率が高くなります。
また、数字を使うとより説得力の増す件名になります。
メール広告では開封率とリンクに飛んでもらえたかどうかを測る遷移率が重要になるため、この2点を分析しながらより効果的な運用方法を見つけましょう。
まとめ
インターネットを利用した広告には色々な種類があります。一般的な広告からSNSや動画配信サイトを利用した広告まで幅広い種類があり、それぞれターゲットにアプローチする方法や活用するポイントが異なります。
企業の特色や宣伝をする目的をもとに適切な媒体を選び、効率的に広告を利用しましょう。